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ハシバミの枝
Grimm Märchen

ハシバミの枝 - メルヘン グリム兄弟

子どもたちの読書の時間: 2 分

ある午後、子供のキリストはゆりかごに横たわって眠ってしまっていました。すると母親がキリストのところに来て、嬉しさいっぱいにながめ、「眠っておいで。わが子よ、気持ちよく眠ってね。その間に森へ行っていちごを一握りお前にとってきてあげるから。お前が目覚めたときいちごを見て喜ぶと私は知ってますからね。」

外の森で母親は最も美しいいちごの場所を見つけましたが、摘もうとかがみこむと草むらからマムシがとびあがりました。母親は驚いていちごをそこに残したまま急いで逃げました。マムシはさっとあとを追ってきました。しかし、聖母は、みなさんが簡単に理解できるように、どうするのが一番いいか知っていました。聖母ははしばみのしげみにかくれ、マムシが這っていなくなるまでそこにいました。それからいちごを摘んで、帰途につき、「はしばみのしげみが今回私を守ってくれたのですから、将来他の人々も守ってもらいましょう。」と言いました。

そういうわけで、ずうっと昔から、緑のはしばみの枝はマムシや蛇や他の地上を這うものにたいして一番安全な保護物になっているのです。

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